バリスタは湿気が高くなる梅雨から夏の季節にかけてコーヒータンクの計量器に残る微量のコーヒーパウダーが吸湿して固まり、黒く焦げ付いたような後ができます。
この黒く焦げ付いたような固まりは少量だとバリスタに何の影響も与えませんが、計量器の大部分を占めるほど広がると計量器の動きを阻害してコーヒーが作れない機械エラーの原因になります。従って固まりができると洗って取り除く必要があります。
しかし、問題なのは計量器をきれいにしても原因である湿度の高さは変わらないので洗っても洗っても何度もコーヒーパウダーの固まりが起こってしまいます。
そこで何とか吸湿を抑える方法はないかといろいろと試した結果、多少なりの効果があったので方法を紹介します。
コーヒータンクの中にあるコーヒーパウダーも吸湿すると固まりますが、タンク内で密封されて湿度の影響を受けにくいのでよほど飲むペースが遅くない限り固まりません。少なくとも私は固まったことがありません。もし、固まるようでした以下で紹介している方法はコーヒータンク内にも効果があるので試してみてください。
湿気対策
抽出後に電源をすぐ切らないバリスタを使った後は電源をすぐに切る人が多いと思います。使ったら片付けるのが当たり前ですからね。でも、バリスタを使った後はすぐに電源を切らないでください。
バリスタはコーヒーを作った後に内部乾燥のため2分ほどファンが回るようになっています。コーヒーを作った後はすぐにバリスタの電源を落とさずに付けたままにして、ファンの風でしっかりバリスタを乾燥させてあげることでコーヒーパウダーを固まりにくくすることができます。
ちなみにバリスタは何の操作もしないと5分後に電源が自動で落ちるようになっているので電源の付けっぱなしを気にする必要はありません。
なお、使用後のファンの乾燥機能は取扱説明書に記載はなく、ネスレのコミュニティで公式が回答していたのを確認しました。
湿気対策
コーヒータンクにシリカゲル乾燥剤を入れるコーヒータンクの計量器に少量だけ残るコーヒーパウダーが固まるのは湿気が原因です。原因はわかっています。だったら湿気を取り除けばいいじゃないかということで乾燥剤をコーヒータンクの中に入れてみることにしました。
コーヒータンク内に乾燥剤を入れるとタンク内だけを乾燥して計量器も乾燥を抑えてくれるのか疑問もあったのですが、計量器のコーヒーパウダーの固まりを大幅に軽減することができました。
しかし、あくまでも軽減であって完全に吸湿を抑えられたわけではありません。でも、乾燥剤を入れる前より計量器のお手入れの間隔が長くなり、手間が格段に少なくなったので効果絶大でした。
今回、使った乾燥剤は「シリカゲル乾燥剤」です。シリカゲル乾燥剤はクッキーなどのお菓子に入っている乾燥剤で透明な袋に粒粒の乾燥剤が入っています。私が購入したものは2グラム×8個入りで320円(税込)でした。
コーヒータンクの中にシリカゲル乾燥剤を入れておく際の注意点として乾燥剤が計量器の回転部分と接触して破けないようにコーヒータンクの上部にテープで貼っておくか、大きめサイズのシリカゲル乾燥剤を使ったほうがいいです。
シリカゲル乾燥剤の乾燥効果がどのくらい持つかはシリカゲル乾燥剤の一袋あたりのグラム数や環境(湿度の高さ)によるので一概に言えませんが、シリカゲル乾燥剤の中には青色の粒が入っており、湿気を吸って限界に達すると青色からピンク色に色を変えるので乾燥剤の効力を視覚で確認できるようになっています。
なお、湿気を吸ってピンク色の粒になっても電子レンジなどで加熱してあげれば吸収した湿気を放出して粒がピンク色から青色に戻り乾燥剤として再利用できます。
シリカゲル乾燥剤は一個あたりの値段も安いですし、粒の色で乾燥剤の効き目も確認できて、再利用もできるのでバリスタのコーヒータンクの中に入れておくのにおすすめです。
バリスタi [アイ] 定期お届け便
定期お届け便は専用マシンの「ネスカフェ バリスタ」が無料でレンタルできます。エコ&システムパックの定期購入だけでも可能です。
エコ&システムパックは定期購入するので単品購入よりも安くなります。「ネスカフェ ゴールドブレンド 120g」だと999円(税込)です。1杯16.6円(一杯2g計算)です。
お届け日とお届け希望時間はマイページから都合の良い日に指定できます。お届け間隔は申し込み時だと2カ月ごとまたは3カ月ごとしか選べませんが、契約後に最大で4カ月ごとに設定できます。