
ネスプレッソとドルチェグストの違いは何?
コーヒーメーカーで検索してたらネスプレッソとドルチェグストを知りました。
調べてみるとカプセルを使ってコーヒーを作るようですが、この2つの違いは何かあるんですか?
こういった疑問に答えます。
当記事の内容
- 作れるコーヒーの違い
- ランニングコストの違い
- お手入れから考える使いやすさ
私は手軽さに釣られてドルチェグストを使い始めました。その後、ネスプレッソも試しにと思い使い始めました。
ドルチェグスト歴は約2年、ネスプレッソ歴は約1年になります。
使用歴はそんなに長くありませんが、毎日使っているのでまぁまぁ使い慣れていると自負しています。
この記事ではネスプレッソとドルチェグストの違いについて知りたい人に向けて私の考えをまとめました。
実機の写真も載せているので違いを説明するときもそこそこ分かりやすいかと思います。
両者はエスプレッソマシンとエスプレッソモドキです
ネスプレッソとドルチェグストは、エスプレッソしか作れない機械とエスプレッソっぽく作る機械です。
ネスプレッソは業務用のエスプレッソマシンと同じように最大19気圧の圧力をかけてコーヒーを抽出しているのでエスプレッソマシンです。
専用カプセルもエスプレッソ用とルンゴ用しかありません。
一方、ドルチェグストは使用するカプセル次第でラテも作れたりと完璧なエスプレッソマシンではありません。
ただ、コーヒーやラテの表面に泡を作るためエスプレッソ抽出が使われています。
実際に作った写真を見てみてください
上記の写真はネスプレッソで作ったエスプレッソとドルチェグストで作ったコーヒーです。
どちらもクレマ(泡)ができていますね。エスプレッソっぽい感じに仕上がってます。
しかし、ドルチェグストにカプチーノや宇治抹茶ラテ、ミルクティーといったバラエティカプセルを入れたらコーヒーを作る要領で入れたカプセルの飲み物ができあがります。
だからネスプレッソはエスプレッソマシンで、ドルチェグストはエスプレッソマシンモドキなのです。
ドルチェグストはカプセルでラテメニューが作れる
ドルチェグストは専用カプセルにブラックコーヒーとラテメニューのカプセルが用意されています。
そのため使用するカプセル次第でブラックコーヒーでもラテメニューでも作れます。
朝はすっきりブラック、休憩はちょっと甘めのカプチーノといった感じで使い分けができるわけです。
今、私の手元にはカプチーノ、ラテマキアート、宇治抹茶ラテ、チョコチーノがあります。
これらをドルチェグストでは作り分けることができます。作り方はすべて同じやり方です。カプセルに応じて特別な方法は用いません。
ネスプレッソにはラテ用のカプセルはありません。ラテが飲みたいなら自分で牛乳を用意して、エスプレッソに加えて手作りするしかありません。
ラテが好きでマシンの検討をしているならドルチェグストの手軽さを選ぶか、ネスプレッソの自分で好きな牛乳を選ぶかが決め手の一つと言えます。
ちなみにドルチェグストのミルクには「カプセルの中身と成分」でも言っていますが、アイスカプチーノと宇治抹茶ラテ以外は全乳粉が使われています。脱脂粉乳は使われていません。
全乳粉は牛乳から脂肪分を取り除かず、水分だけを取り除いているので牛乳の風味が弱まって癖がなくなったような味わいがします。
本物の牛乳と美味しさを比べたら劣っていますが、賞味期限が1年ほど持って、即席で作れるラテとしては高クオリティです。
飲んでいて『これは不味いな』と思ったことはありません。
ソイラテ カプセルを除いて…。
ソイラテはミルクが不味い以前にカプセルとしての出来が悪いです。
「よくGOサイン出したな」と思います。本当に不味いです。一杯だけ飲んで後は、冬眠しています。
カプセルの価格は20円違う
ネスプレッソとドルチェグストではカプセル1個あたりの価格が20円違います。
ネスプレッソカプセルは種類によって異なりますが756円〜918円です。1本(10カプセル)単位での販売なので一杯75.6円〜91.8円です。
ドルチェグストカプセルはバラエティパックを除いてすべて980円です。ブラックコーヒーでもラテメニューでも一緒の価格。
一箱16カプセル入りでブラックコーヒーは16杯分、ラテメニューは8杯分になります。よって一杯の価格はブラックコーヒーが約61円、ラテメニューが約122円になります。
私はネスレ通販の定期お届け便(定期購入)を利用しているのでカプセルを定価よりも安く買っています。ネスプレッソカプセルは5% OFF、ドルチェグストカプセルは10% OFF。
»ネスプレッソ 定期お届け便を使ってみた
»ドルチェグスト 定期お届け便を使ってみた
そうなると
ネスプレッソは一杯71.8円〜87.2円まで値下がります。
ドルチェグストは一杯55円〜110円になります。
どんなにカプセルを安く買っても一杯20円は差がでます。
私は一日1〜5杯ほどコーヒーを飲むので間をとって一日3杯として考えるとネスプレッソは一月あたり7,848円(30日×3杯×87.2円)のコーヒー代が必要になっています。
ドルチェグストで考えるとブラックコーヒーが4,950円でラテメニューが9,900円です。
こうやって考えると結構な差になっているのがわかります。一杯20円でもチリが積もればなんとやらですね。
ネスプレッソとドルチェグストを選ぶ上でカプセル価格の違いについては知っておいたほうがいいです。
カプセルが一回り違うので収納に差がでる
ネスプレッソとドルチェグストのカプセルは互換性がないため大きさが異なります。
ドルチェグストのほうがネスプレッソより一回り大きいです。
カプセルの大きさが違うことで同じスペースでも置ける個数に差がでるため収納のしやすさが変わります。
私の場合は、ドルチェグストカプセルを一回6箱(96カプセル)定期購入します。6箱なのは6箱から10% OFFで買えるからです。
一箱の大きさは5枚入り食パンぐらいで地味に大きい。
台所に全部置いておくと邪魔になります。
だから家では廊下に設置した収納スペースの片隅に置いているんですけど、カプセルが無くなるたびに取りに行くのでちょっとめんどくさい。
ネスプレッソカプセルは1スリーブに10個入りでサランラップの大きさぐらい。
これなら家の台所にも置いておけます。一度の注文で5本頼み、2本は開封してドルチェグストカプセルが入っていた箱を再利用してカプセル入れにして、残り3本は戸棚に入れています。
使用済みカプセルの処理はネスプレッソが簡単
使用済みカプセルの処理はネスプレッソのほうが簡単です。
ドルチェグストはコーヒーを淹れた後に使用済みカプセルを毎回取り出します。
取り出すのはストッパーをあけて取り出すだけなのでそこまで苦ではありません。
しかし、我が家ではドルチェグストを炊飯器とか電気ポットの横に置いています。そうなると使用済みカプセルの捨場に困る。
使用済みカプセルは中に水が溜まっているので水抜きさせてから捨てる必要があります。
でも、淹れたては熱くてカプセルを触れないので、一旦皿などに置いておく必要があります。
皿に置いておくとちょっとずつ水が出てくるのですが、最終的に出てくる水の量がかなり多い。
カプセルが浸かるぐらいでてくるので捨てるときに汚いんですよね。
水って書いてますけど、コーヒー色に濁ってますからね。
これを触らないといけないのかーと思っちゃって、「やり方を変えないとな」と思うわけですよ。
それで淹れた後はちょっと歩きますが、台所の流しまで持っていくことにしたんですよ。
台所の流しなら使用済みカプセルから水が出てきても排水口に流れますから。
でも、ドルチェグストを置いてる場所が炊飯器とか電気ポットとかを置いているところでちょっと離れているんですよね。
だから、たまに何滴か床に垂れたりして憂鬱になります。手で垂れを防ごうにも淹れたては熱いですからね。
一方のネスプレッソはコーヒーを淹れた後、銀色の開閉レバーを動かして使用済みカプセルをカプセルコンテナへと落とすことで、ある程度の量が溜まるまで使用済みカプセルをネスプレッソに置いておくことができます。
カプセルコンテナは排水受け皿の上に置くので使用済みカプセルから液垂れしても気になりません。
というか、ネスプレッソのカプセルはドルチェグストカプセルと違って中に水が溜まらないので垂れるといっても数滴ほどです。
カプセルコンテナにある程度溜まった使用済みカプセルはゴミ箱に直接ポイして捨てれば後片付けは終わります。
ネスプレッソとドルチェグストの使用済みカプセルの処理は圧倒的にネスプレッソのほうに軍配が上がります。
お手入れの大変さは一緒です
コーヒーマシンを使っていると必ず行わないといけないのがお手入れ。
ネスプレッソとドルチェグストのお手入れは私にとってどちらも同じぐらいの大変さに感じます。
ドルチェグストはカプセル式でコーヒー粉を扱う必要がないため定期的なお手入れは給水タンクを洗うのとカップ台を洗うぐらいです。
マシン内部の水の通り道は「湯垢洗浄をやってみた」で書いていますが、半年に一回ぐらいの間隔で湯垢洗浄モードを使って洗ってあげるとマシンが長持ちします。
カプセルホルダーも洗う必要がありますが、私は使用済みカプセルを捨てた後にすすいでいるので定期的に洗う必要は特にないです。
また、正直なところ私はカップ台をそんなに洗いません。コーヒーを淹れた後に使用済みカプセルを取り出して捨てれば液垂れが一切ないのでそもそもカップ台って汚れないんですよね。
カップ台が汚れるときはぼけっとしてて使用済みカプセルを捨て忘れたときぐらい。数えるぐらいしかないので、数えるぐらいしかカップ台は洗ったことないです。
ネスプレッソもドルチェグストとほとんど一緒です。同じカプセル式ですから定期的なお手入れは給水タンクとカップ台だけです。
半年に一回の間隔でマシン内部の湯垢洗浄を行うのも一緒です。
ただし、カップ台は排水受け皿とカプセルコンテナが一緒になっていてドルチェグストのようにめったに洗わないわけにはいきません。
しかし、排水を捨てるときにすすぐだけできれいが長持ちするので使用済みカプセルを捨てるときにまとめて排水受け皿のすすぎも行えばそこまで大変って感じではありません。
ネスプレッソもドルチェグストも同じカプセル式ということで定期的なお手入れは給水タンクとカップ台だけなのでお手入れの大変さはどっちも一緒です。どっちもそんなに面倒ではないです。
まとめ:類似しているけど全然違う
ネスプレッソとドルチェグストは同じカプセル式で使い方はカプセルを入れて抽出ONにしてコーヒーを作る。
作り方は同じで類似マシンと言えますが、ネスプレッソはエスプレッソしか作れず、ドルチェグストはカプセルを入れ替えればブラックコーヒーでもカプチーノでもカプセルの種類に応じて何でも作れます。
味については触れませんでしたが、ネスプレッソカプセルは世界中で選ばれた高品質のコーヒー豆しか使われていないので、どっちが美味しいかは言わなくてもわかりますよね。
カプセル1個の価格を見れば価値が反映されているのでなんとなく察しが付くと思います。
お手入れに関してはほぼ一緒です。どっちが簡単だとか楽なのかは比べなくていいです。
どっちも簡単です。
カプセル式で洗わなきゃいけないところが限定されているので普通のコーヒーメーカーより断然楽ちんです。
ネスプレッソ 定期お届け便
定期お届け便は専用マシンの「ネスプレッソ エッセンサ ミニ」が無料でレンタルできます。また、専用カプセルの正規品を定期購入することができます。
他にもカプセルは通常価格から5% OFFで購入することができて、レンタル中のネスプレッソは修理/交換が無料となっています。
お届け間隔は一カ月ごと・二カ月ごとから選択できますが、何かとご都合が悪い場合はマイページからお届けの先延ばし(最大1年)または短縮することができます。
ドルチェグスト 定期お届け便
定期お届け便は専用マシンの「ネスカフェ ドルチェグスト ジェニオ2 プレミアム」が無料でレンタルできます。しかも本体保証は解約するまで続きます。
カプセルは1回あたり4箱以上のお届けで価格が5%OFFになり、6箱以上で10%OFFになります。カプセルは全部で20種類以上あります。私はレギュラーブレンドとラテマキアートがおすすめです。
用事で定期お届け便が受け取れないときはお届け日を変更したり、カプセルが飲みきれずに余ったときはお届けを1回お休みすることもできます。
只今、定期お届け便の利用者すべての方にバラエティカプセルセット(11種類17杯分)がお試しでもらえます。(お試し内容が変更される場合があります)